聖書箇所: 箴言 3:14-15、黙示 3:17-18 など
天の御国は、畑に隠された宝のようなものです。人はその宝を見つけると、それを隠しておいて、大喜びで帰り、持ち物を全部 売り払ってその畑を買います(マタイ 13:44)。
この何回かに渡って、クリスチャンの持つべき価値観について学ん で来ました。人は自分にとって価値のある物を求めて人生を歩むので、その価値観が悪いと、神様の目にかなった歩み方はできず、サタンの餌食となり、滅びに至ります。罪によって霊の目を失った人 間たちは、聖書の教える正しい価値観で物を見ることができず、サタンにだまされ、求めれば滅びに至る物を求めて、彼の奴隷として歩むようになってしまいました。聖書は、人が求めるべき本当に価値のあるものを以下のように語っています。
それの儲けは銀の儲けにまさり、 その収穫は黄金にまさるからだ。知恵は真珠よりも尊く、 あなたの望むどんなものも、 これとは比べられない(箴言 3:14−15)。
古い人として生きていた頃の私たちはみな、この神の知恵の価値を知らず、目に見える地上の物、地位や名誉、そしてそれらを得るた めの人の知恵を求めて生きていました。その生き方から、神の御前で価値あるもの、またそのために必要な神の知恵を求めて生きる者 に変えられました。そのように私たちを変えたのが、キリストの死と復活であり、「十字架のことば」です。
十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救い を受ける私たちには、神の力です(1 コリント 1:18)。