安息日礼拝説教サマリー

浅井導牧師

8/24/2024 「死と復活」No.20

聖書箇所: 使徒 26:16-18、1 サムエル 1:27-28 など

ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか」という声を聞いた(使徒 9:3-4)。

サウロという名前は、ヘブル語では、sha’ul で「求められた (願われた)者」という意味です。これは、ハンナが神様に求 めることによって生まれたサムエルと結びついています。サムエルが乳離れして祭司エリのもとに連れて来られた時、ハンナはこう言いました。

この子のために、私は祈ったのです。主は私がお願いしたとおり(sha’alti)、私の願い(she’alti)をかなえてくださ いました。 それで私もまた、この子を主にお渡しいたします(hish’altihu)。この子は一生涯、主に渡されたもの (sha’ul =求められたもの)です(1 サムエル 1:27-28)。

ハンナは、sha’al(もとは、尋ねる、願うの意味)という動詞を 何回も繰り返して、この子が神様にささげられた子で、神様に求められた子であることを強調しています。エリはこのハンナのことばを聞いて、サムエル(shemu’el)を自分の所に引き取ることを承諾しました。サムエルという名前は、sha’ul の真ん中の u の発音が mu に変形したもので、これも「神に求められた者」の意味です。

日が改まって、ハンナはみごもり、男の子を産んだ。そして「私がこの子を主に願った(she’iltiv)から」と言って、 その名をサムエル(shemu’el)と呼んだ(1:20)

安息日礼拝の説教サマリーから一部を抜粋して掲載しています。 全文はストアからご購入できます。