安息日礼拝説教サマリー

浅井導牧師

8/17/2024 「死と復活」No.19

聖書箇所: 使徒 9:1-19、ピリピ 3:4-6 など

さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司のところに行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるよう頼んだ。それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエルサレムに引いて来るためであった(使徒 9:1-2)。

改心前のサウロは全く盲目でした。彼もステパノのスピーチを聞いたはずですが、彼が殺 されることに同意し、石を投げる者たちの着物の番をしていました。サウロはキリキヤ地方の大きな町タルソで生まれ、若い頃からエルサレムに住み着き、サンヘドリンの指導者で有名なラビ・ガマリエルのもとに、パリサイ人としての厳格な教育を受けて育ちました。彼は当時の自分のことをピリピ人への手紙の中で次のように述べています。

ただし、私は、人間的なものにおいても頼むところがあります。もし、ほかの人が人 間的なものに頼むところがあると思うなら、私は、それ以上です。私は八日目の割礼を受け、イスラエル民族に属し、ベニヤミンの分かれの者です。きっすいのヘブル人で、律法についてはパリサイ人、その熱心は教会を迫害したほどで、律法による義についてならば非難されるところのない者です(ピリピ 3:4-6)。

これが当時の彼の価値観でした。ユダヤ人としての血筋を誇りとし、パリサイ人として、 イエス様の安息日に対する態度とか、食べ物についての教えに強く反対していたはずです。

ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか」という声を聞いた(使徒 9:3-4)。

安息日礼拝の説教サマリーから一部を抜粋して掲載しています。 全文はストアからご購入できます。