安息日礼拝説教サマリー

浅井導牧師

6/1/2024 「死と復活」No.10

聖書箇所: ヨハネ 21:1-19 など

そこで、イエスの愛されたあの弟子がペテロに言った。 「主です。」すると、シモン・ペテロは、主であると聞いて、裸だったので、上着をまとって、湖に飛び込んだ(ヨハネ 21:7)。

イエス様が復活されてから 2-3週間たった時でした。ユダヤ人 を恐れて、エルサレムの鍵の掛けられた部屋に閉じこもっていた弟子たちが、以前からイエス様に指示されていたように、やっと外に出てガリラヤにやって来ました。そこは彼らの出身地で、長年住み慣れた地なので懐かしく思ったに違いありませ ん。しばらく遠ざかっていた知人や自分の家族とも再会したはずです。そして、ペテロ、ヨハネやヤコブが以前毎日のように 魚を求めて湖を乗り回していた自分たちの小舟を見て、どんな思いになったのか、想像して下さい。

シモン・ペテロが彼らに言った。「私は漁に行く。」彼らは言った。「私たちもいっしょに行きましょう。」彼らは出かけて、小舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった(3 節)。

この時期、湖のどこに行けば魚を取ることができるかという、 自分たちの知恵に頼って網をおろしても、魚は一匹も取れませ ん。「そんなはずはない。今度はあちらに行って…」と網を降ろす度に、彼らの肉の強さと熱心さが強まり、夜通し、何度も 網を降ろしてみましたが、一匹も取れません。ついに、空が少し明るくなって、イエス様の復活の朝のように、夜が明け始めました。彼らは、体においても心においても、疲れ切り、弱くなっていました。

夜が明けそめたとき、イエスは岸べに立たれた。けれども 弟子たちには、それがイエスであることがわからなかった。イエスは彼らに言われた。「子どもたちよ。食べる物 (食べるための魚)がありませんね。」彼らは答えた。 「はい。ありません(4-5 節)」。

安息日礼拝の説教サマリーから一部を抜粋して掲載しています。 全文はストアからご購入できます。