安息日礼拝説教サマリー

浅井導牧師

9/14/2024 「光の子ども」No.3

聖書箇所: コロサイ 1:1、エペソ 6:10-12 など

神は、私たちを暗やみの圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。この御子のう ちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています(コロサイ 1:13-14)。

このキリストにある者の霊的現実は、パウロ自身がダマスコへの途中で体験を通して学んだことでした。私たちも以前は 「暗やみの圧政」に苦しんでいましたが、今は、「愛する御子のご支配の中に」移されました。以前が「暗やみ」の世界ならば、今度は光の世界に入れられました。「愛する御子のご支配」ということは、その世界は、御子なるキリストが王として支配される国です。以前私たちがいたのは暗やみの国で、そこから光の国に移されました。この現実は、イエス様がパウロの改心の際に、彼の召しとして次のように語ら れたことでした。

わたしは、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。それは彼らの目を開いて、 暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、 聖なるものとされた人々の中にあって御国(割り当て地)を受け継がせるためである(使徒 26:17-18節)。

ここで、「暗やみから光に」ということばが、「サタンの支配から神に」と言い換えられていることに注目して下さい。暗やみは、サタンの支配する国です。そして、そこから 「罪の赦し」を得て新しく移された所も国で、そこに私たち は相続人として、ひとりひとり「割り当て地(Gr:kleros, Hb:cheleq, nachalah)」を受け継ぎました。ちょうど、約束の地に入ったイスラエルの 12部族が家ごとに土地を得て 住み始めたのと同じです。それは、もともと、アダムに与えられたエデンの園の割り当て地、また地を支配する支配権や、ありとあらゆる霊的祝福のことですが、彼がサタンの誘惑に負けて罪を犯した時、それらをサタンに奪われてしまっ たものです。キリストは、それらを再びに私たちに与えるために、人となられ、サタンと戦われて勝利されました。

それは、私たちのすべての罪を赦し、いろいろな定めの ために私たちに不利な、いや、私たちを責め立てている 債務証書を無効にされたからです。神はこの証書を取り のけ、十字架に釘づけにされました。神は、キリストに おいて、すべての支配と権威の武装を解除してさらしも のとし、彼らを捕虜として凱旋の行列に加えられました (コロサイ 2:13-15)。

安息日礼拝の説教サマリーから一部を抜粋して掲載しています。 全文はストアからご購入できます。