ハレルヤ! D
聖書箇所: 詩篇 148、75 など
ほめたたえよ(halelu)、
主(yahweh)を地において。
海の巨獣よ。すべての淵(大水)よ。
火よ。雹よ。雪よ。煙よ。
彼のことばを行うあらしの風よ(詩篇 148:7-8)。
先回、この詩篇における主のほめたたえられ方が、前半と 後半とで異なることを見ました。海の巨獣も淵も、本来、 神様の創造の逆の業をするもので、それらがどういう意味 で主をほめたたえるのか、瞑想する必要があります。これらのものも主が造られたものですが、では、主がわざとご自分の創造の逆の働きをするようなものを、最初から造ら れたのでしょうか。そんなことは絶対にありません。ちょうど、罪人の人間と、罪と汚れのはびこる世界を、神様が 最初から造られたのではないのと同じです。罪を犯したの は人間で、その結果、「火よ。雹よ。雪よ。煙よ」といった 神の怒りを表す現象が起きるようになりました。それが祝 福の業であろうと、さばきや呪いの業であろうと、すべてのわざにおいて神の栄 光が現されます。そこには、キリストの十字架の死を通して現される栄光がほのめかされています。
山々よ。すべての丘よ。 実のなる木よ。すべての杉よ(9 節)。
最初の「火よ。雹よ。雪よ。煙よ」とい うものが、4 節の「天の上にある水」から地上に降って来たり、現れたりするものに対して、「山々よ。すべての丘よ」や 「実のなる木よ。すべての杉よ」は、天の下の水からかわいた地が現れ、そこか ら芽生えるようにして生じたものです。 天で言えば、それらは天の上にある水の上に存在する「日よ。月よ」、また「すべての光の星々」に当たります。
獣よ。すべての家畜よ。 はうものよ。翼のある鳥よ(10 節)。