ハレルヤ! C
聖書箇所: イザヤ 6章、民数 16章など
ほめたたえよ(halelu)、
主(yahweh)を地において。
海の巨獣よ。すべての淵(大水)よ。
火よ。雹よ。雪よ。煙よ。
彼のことばを行うあらしの風よ(詩篇 148:7-8)。
先回、この詩篇の前半の「天において」主がほめたたえら れるように呼びかけている部分と、この後半の部分で「地において」主がほめたたえられる様子の違いについて学びました。その違いは以下の二点に要約できます。
1. 「ほめたたえよ(halelu)」という動詞が前半では 9 回も使われているのに、後半では2回だけ使われている。それは、天では常に主がほめたたえられているのに比べ、地上ではまれにしか主がほめたたえられることがないことをほのめかしている。
2. 前半では、天において、御使い、万軍、日や月、 星々などがその本来の存在目的を果たすことによって、良き主をそのままほめたたえているのに対して、後半では、海の巨獣、淵、火、雹、雪、 煙、あらしの風など、主の怒りやさばきを象徴するものによって、義であり聖であられる主の品性が明らかになり、その栄光が現されることを歌っている。