「彼の栄光を反映するために」F
聖書箇所: 2 コリント 10-11章、民数 12、16章など
誇る者は、主を誇りなさい。自分で自分を推薦する人でなく、主に推薦される人こそ、受け入れられる人です (2 コリント 10:17-18)。
私たちが選ばれ、救われたのはみな恵みによるものであり、私たちの側に何かの資格があったからではありません。しかし、そういう私たちが、あたかもイエス様の死による贖いなくして自分の資格や才能によって救われたかのように、自分を推薦するとしたらどうでしょうか。そういう時、私たちは、キリストにある本当の自分ではなく、他の人に良く見える偽りの自分を前に出して、自分を喜ばせようとしているだ
けです。それは、サタンの罠にはまった偽善者のすることで、パウロはそういった人のことを、にせ使徒に例えて、次のように教えています。
こういう者たちは、にせ使徒であり、人を欺く働き人であって、キリストの使徒に変装しているのです。しかし、驚くには及びません。サタンさえ光の御使いに変装するのです。ですから、サタンの手下どもが義のしもべに変装したとしても、格別なことはありません。彼らの最後はそのしわざにふさわしいものとなります(11:13-15)。
サタンも神に反逆する前は、天において光り輝く天使、すなわちケルビムの一人のようでした。エゼキエル書には、地中海に浮かぶ孤島ツロに対する宣言の中で、その王を比喩的にサタンに例えて以下のように言っています。
あなたは神の園、エデンにいて、 あらゆる宝石があなたをおおっていた。赤めのう、トパーズ、ダイヤモンド、緑柱石、しま めのう、碧玉、サファイヤ、トルコ玉、エメラルド。あなたのタンバリンと笛とは金で作られ、 これらはあなたが造られた日に整えられていた。わたしはあなたを油そそがれた守護者ケルブとともに、 神の聖なる山に置いた。あなたは火の石の間を歩いていた(エゼキエル 28:13-14)。